朝鮮時代の清渓川の治水方法とは?
企画展『英祖と庶民をつないだ浚渫工事』
期間:2017年8月26日(土) ~ 11月5日(日)
会場 : 清渓川博物館 企画展示室
清渓川博物館では8月26日(土)から11月5日(日)まで、朝鮮時代の清渓川の浚渫工事にまつわる企画展を予定しています。
朝鮮時代において清渓川の氾濫は重大な問題でした。朝鮮の王たちは氾濫を防止するためにさまざまな対策をとりましたが、どれも根本的な解決にはなりませんでした。そのなかで英祖は自ら先頭に立ち、大々的な浚渫工事を執り行いました。浚渫工事(韓国語では「濬川(ジュンチョン)」)とは、河川の底を掘り下げることを意味します。英祖によるこの事業は洪水を防止するだけでなく、当時の漢陽(現ソウル)で起こっていた政治的・社会的問題を解決するための突破口でもありました。
ソウル歴史博物館は本企画展のために、個人が所蔵していた『濬川契帖』を購入し、またこのほかにも7点の濬川帖を一部複製し、今日までに公開されたすべての濬川帖を展示する予定です。
朝鮮時代の都・漢陽を治めるにあたって河川の治水がどのような意味を持っていたのかを考え、英祖の浚渫事業に隠されたさまざまな意図に焦点を当てていきます。