2018年トンデムン(東大門)歴史館の企画展示「訓練院と下都監」
現在はトンデムン(東大門)デザインプラザ(DDP)とトンデムン(東大門)歴史文化公園が所在している場所は、かつてトンデムン(東大門)運動場の敷地でしたが、そのさらに昔は朝鮮の兵士の訓練を担っていた訓練院と訓練都監、兵士の駐屯地であった下都監がある地でした。
ハニャン(漢陽)都城の東側の地域は、他の場所に比べ高度が低く出入りが容易なため防御力が劣るという短所がありました。この弱点を補完して防衛を強化すべく多数の軍事施設が配置されたのです。
今回の展示では、朝鮮後期の重要な軍事施設である訓練院と下都監の役割と変化の様相を紹介いたします。2つの施設の役割と変化の様相を通じて、かつてのトンデムン(東大門)運動場地域の歴史と地域性を振り返る場になることができれば幸いです。