高麗建国1100年、高麗皇宮開城満月台南北共同発掘ソウル特別展
高麗建国1100周年を記念し、2007年から発掘されている開城満月台の跡や遺物などを紹介する「高麗建国1100年、高麗皇宮開城満月台南北共同発掘ソウル特別展」を開催します。今回の展示会は、世界最高レベルの韓国IT技術を利用し、満月台跡と各種遺物を3次元立体プリンティングやホログラムなどで具現するデジタルヘリテージ展示会として繰り広げられます。3次元立体(3D)技術により初めて復元された高麗皇宮の「会慶殿」も公開されます。
主な展示物は、満月台の変化を示すグラフィックパネル、高麗皇宮の正殿「会慶殿」の3D復元、韓国と北朝鮮の協力・交流史に関する映像などです。
○ 満月台の変化を示すグラフィックパネル:開放と融合の高麗史500年の間、高麗皇宮として使用され4回にわたって消失と重建を繰り返えした満月台。キム・ホンド(金弘道)の「耆老世聯契図」、ファン・ジニ(黄真伊)の詩調などの芸術作品の中に見られる満月台の姿をデジタルメディアとグラフィックパネルで紹介します。
○ 高麗皇宮の正殿「会慶殿」の3D復元:南北共同発掘資料をもとに、最も壮大で美しい正殿として知られている高麗皇宮の正殿「会慶殿」を復元し、デジタル映像で初めて公開します。また、満月台で発掘された高麗瓦や青磁などの出土遺物をホログラムで製作して展示します。
○ 満月台の出土遺物体験場:3Dプリンティング技術で複製した満月台の出土遺物、そして高麗皇宮の祭祀建物として使われた景霊殿の遺跡模型を配置し、発掘現場体験場として運営します。
○ 韓国と北朝鮮の協力・交流史に関する映像を公開:分断国家として軍事的緊張感が続いている中、南北関係の発展のために絶えることなく継続されてきた「開城満月台南北共同発掘調査」による韓国と北朝鮮の協力・交流史の映像を製作し、紹介します。
○ 主催:ソウル歴史博物館、ハンギョレ統一文化財団、SBS
○ 主管:南北歴史学者協議会
○ 後援:ソウル特別市、統一部、文化財庁